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テストによる学習評価を指導に活かす!学校の成績管理システムを活用するその前に・・・
先生個人で分析する・・・自分のテスト問題作成技術を測定する。
高校受験対策
校内テスト・塾内テスト・公開テストの問題づくりの注意点
受験生100人以上のテスト問題づくりとは・・・!?


テストづくりに役立つ製品です。

テスト問題・プリント教材づくり 問題データ集シリーズ


暗唱授業とタイピング リスニングテスト作成
中学英語リスニングテス50 (1年・2年・3年)
中学テスト問題データ集
FdData FdText
英語・数学・理科・社会・国語
(1年・2年・3年)
大学入試問題DB
現代文・古文・漢文
満タンネットシリーズ
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Q:
受験生100人以上のテスト問題づくりとは・・・!?

テストの信頼性に関する認識

受験生100人以上のテストの信頼性の根拠をどこに求めるかについて「得点分布」が「世紀分布に近い形」であることが必要であることと一般に思われている。

受験者が多いと、難易度の分布が一様分布や正規分布でなくても得点分布は正規分布に近い形を示す場合が確かにある。
得点分布の形さえ良ければ(科目により一概には言えないが、縦軸に正答率、横軸に設問番号をとり、折れ線グラフ化した場合、長方形の左上から右下に書く対角線であると言われている。)
テストの信頼性があり、したがって受験者の多寡がテストの信頼性評価の重要なポイントと考えやすい。

こうした考えは、テストの改善をテストの内容や測定に求めず、集団規模の拡大することで、こと校内テストや塾内テストなどによる「志望校の合否判定予測」などを目的とする受験生の相対的データの収集については、詳細なデータは取れる。

しかし、集団規模が拡大したからといって、相対的な評価データを収集したからと言って、設問の識別力が増すわけでもなく、「悪い設問」が「よい設問」におのずと変わるわけでもない。

テストの理論が正しく理解されていないため、そのような混乱が生じるのではないか。

「模擬テストとは何か」

設問形式や配点は入試問題を参考にして作問しているものをここでは模擬テストとよぶ。
主に校内実力テスト、塾内テスト、公開テストなど高校受験の際の合否判定予測のための相対的データを収集することを目的としたテストの別称と言っても過言ではない。

作問者(教員・塾講師・出版社編集担当者など)の間では「難しい設問」が「良い設問」と考える傾向も見られる。

従来の業者テスト問題に慣れてしまっているからであろうか。
また、受験者を正当に評価することを目的とする品質の良いいわゆる「学力テスト」が存在しないことにも一因がありそうだ。

単に設問形式と配点が似ていれば模擬テストと言えるのだろうか?
模擬テストは難しい設問を出題し、生徒の自信ややる気を奪うテストなのだろうか?

いずれにしても、そのような視点では作問の目標が曖昧になる。大規模テストに対する問題意識と正答率を予測する作問者の力量が必要である。
正答率を予測した問題づくりは、各県の教育委員会学校教育課で出されている「入試結果報告」を参考にすることで正答率を予測した問題づくりが可能になる。


<秋田県 県立入試結果報告>


教育委員会「入試結果報告」を参考にした正答率50%の問題をつくるには・・・?
★正答率50%のテスト作成例
★正答率60%の英語リスニングテストの問題作成例

★便利な教育委員会リンク集>>>詳細こちら。


★年間テストのストーリー性
〜いつどんなテストをするかで難易度も変わる!?〜

一般的に言えば、受験生は部活動が終了する時期でなければ本格的な受験勉強を開始しない。テスト実施時期と設問の範囲や深さ、時間配分が考慮されなければならない。

受験勉強が確立されていない早い時期には、やさしい問題で構成されている融合問題でも難しい問題になる。生徒の状況を把握する教師の経験豊富な目が必要不可欠といえるだろう。

ワープロ問題データ集のFD教材シリーズでは、単元別はもちろん、昨年出題された中間・期末テスト問題をそのまま収録しているので、「いつ、どのような内容のテストをすればよいか」が把握できるだけでなく、授業で特に力を入れた単元の問題を加えることで新しい、作問者の意図を組み込んだテストを作成することができる点で便利といえるだろう。

★「新学力観」に基づいた問題づくりとは!?

「主体的に生きる力」が求められて以来、「新学力観」と称して「新傾向」の問題が増えている。

中には、採点の許容範囲が曖昧で採点上、明らかに不都合が危惧される問題、日常生活の教養を問う問題、関心・意欲・態度を問う設問、極めて難しい分析を要求する代数的な証明問題や高校の学習を必要とする問題など、その当惑は多岐にわたる。

これらは作問する上で、結果が予想できず正答率の予測がつかない。現在、「総合的な学習の時間」における取り組みの内容を反映させた問題づくりが試みられている。

このような問題の類似問題の参考例として、中間・期末テストの問題をワープロデータ化したFD-Dataシリーズを活用することで、大問題のテーマ、小問題(設問)の数量、記述式、選択式解答をどの問題で設けるべきか・・・など、問題づくりの基本、コツを学ぶことができる。

▼FD-DATAシリーズ>>>
収録見本

★採点基準における問題

特に国語科の課題作文の抱える問題について述べる。作文採点を形式のみで行い、論理性を採点しない場合は受験生に誤った対応を許すことになる。そのため採点規準が曖昧になる。

また、数年前、ディベート作文「シルバーシートは必要か」という設問に対し、テスト会場ではパニック状態となった。シルバーシートが存在することとその理由の理解が、公共の乗り物を利用する機会の少ない中学生には無理のようであった。

このようなディベート作文や自分の意見記述など正答のない問題における採点基準として、
−「設問条件」を遵守していること。−が前提になっている。
例えば、
国語 課題作文:「上記のテーマについて、賛成か反対かを記し、その理由を150文字以内で述べよ。」
英語 英作文:「次の単語を使って、3文で自己紹介しなさい。」

など、受験生500人以上のテストであり、相対的データ収集を目的とする場合には採点に論理性を採用しなければ、公平な採点は望めないであろう。

県立入試問題においては、入試結果報告において採点基準を公開している都道府県もあるので、参考にしてほしいところだ。

★便利な教育委員会リンク集>>>詳細こちら。


<ちょっと休憩! 千葉県 県立高校数学科の先生より>

高校入試の学力検査や面接が終わると、たいていの学校では1日かけて採点をする。もちろん、数学科の教員は数学を採点するが、体育や芸術、家庭などの教員が助っ人として加わる。進学校では数学の採点は大変である。たった1問の証明問題の採点のために、数学科の教員の半分がこれにかかりっきり、それでも採点が終わるのは5教科の一番最後になる。問1の客観問題の採点が終わってしまった、手伝いの体育の教員が「まだ〜?」という顔をして待っていたりする。何が大変か?正解の解答はすんなり採点できる。問題は途中で間違えている解答である。解答例には中間点が配当されているので、どこまで合っているかを見なければならない。解答例とほぼ同じものはまだいい。違う解き方をしていると、解答例の中間点の配当に値するところまで見極めて、中間点を与えなければならない。これが結構めんどうくさい。
多いパターンは、三角形の合同条件のうちの1つが書けていれば、1点という中間点である。そうすると困ったことがおきる。中には、分かっていることを全て、脈絡なく書いてくる生徒がいるのだ。何も分かっていないのだが、たいていは中間点の基準に合致するのが1つくらい書かれている。そうすると、基準から1点を入れてやらなければならない。私が個人的に採点するのなら、こんな解答は論外なのだが、全道一律でつけなければならない悲しさ・・・。同じように社会科の教員が嘆く。「漢字で」と問題に書いていない場合、すべてひらがなで書いてくる生徒がいるそうだ。漢字を間違えるとバツにされる危険があるため、漢字指示問題以外はひらがなで書いてくるのだ。「かんたいへいようぞうざんたい」などと書かれると、バツにしたくなる気持ちはわかる。中学校での指導か、塾の指導か、いずれにせよ良いことではない。


 どうしようかと悩む採点。

 @、A、Bより、2辺とそのはさむ角が等しいから、△ABCと△DEFは合同。

と書くところを、

 @、A、Bより、1辺とその両端の角が等しいから、△ABCと△DEFは合同。

と書く生徒がいる。それ以外は全部合っているのだから、うっかりミスなのだが、残念ながら減点である。ところが、

 @、A、Bより、△ABCと△DEFは合同。

と省略して書くと、間違っているところがないから正解となる。なんとなくわりきれないが、仕方がない。同じように、錯角と書くべきところを同位角と書いて点がなくなる場合もある。

 

 数学の採点で、教員間の意見が分かれることは少ない。でも、1度だけ大きく対立したことがある。問題は、不等式に関する文章問題だった。問1で「この文章題から不等式を作れ」、問2で「その不等式を解いて答を導け、ただし不等式を解く途中経過も書け」というような問題であった。ここで、問1ですでに分母を払ったり、移項したりしてある程度整理した不等式を書いてきた生徒がいた。分かっているのであるが、問題の趣旨を理解しているとは言い難い。この場合、問2の解答の途中経過の大部分が失われてしまうことになる。しかし、減点ないし間違いと言えるだろうか? 侃侃諤諤やった末、結局この解答はマルになった。
あまり入試点が高くない学校の数学の採点は楽である。無人の荒野を行くが如く、あっという間に採点は終わり、他の教科がうつうつと採点をしているのを尻目に、さっさと引き上げていく。

:採点基準は問題により、年度により、学校により変わり、いつでもこのような採点方法とはかぎらないので、受検をする人は鵜呑みにしないように!


★入試問題からの問題抽出する場合の注意点

各地域により教科書および履修範囲が異なるため、広く県下いっせいに実施する模擬テストでは、既存の問題から抽出した問題を使うことは作問者を極めて困難な状況に陥れる。
世界地理に関しては、特定地域の設問はできず、世界地図を載せた他の地域との比較内容を設問にする形態にならざるを得ない。

ここ数年、県立入試もそのような傾向を見せている。

また、camera、ship、head、noseなどの基本単語でさえ中学3年生の3学期にしか使用できない。

細かな設問を用意するには、大問題をそのまま引用するという困難な状況に作問者は追い込まれる。

昨今、特に社会科において「地域理解」に準じたテーマ、例えば、地元市場における出荷状況調査などの資料からの読み取りなどの問題が出題される傾向にある。

そのため、県外からの受験生には少々、不公平感を与える問題づくりがなされている感は否めない。

ただ、知識・理解力を問う設問は、学習指導要領に定められた観点別評価に基づいた問題づくりが試みられている。このサイトで紹介されているFD教材シリーズ、中学英語リスニングテスト50シリーズから、適宜抽出することで問題抽出力を養うことになる。

問題データ集(Word版・一太郎版)

★FD-DATAシリーズ>>>収録見本
★FD-TEXTシリーズ>>>収録見本

★その他の諸問題
※受験者の科目の得て不得手を偶然性から排除するには平均点の近似が必要であるが、上記に示したように、作問上その難しさが毎回の平均点を一定にさせない。

※実施期日の統一性を保つ必要がある。機密性や準備期間の公平さが問題になる。

※受験者の趣向の多様化とともに、推薦合格者の枠が増え、それに伴い学校間格差が曖昧になってきている。また、そのことによる志望校のボーダーーラインが不明確になってきている。

このようにして、偏差値による志望校の合否判定の予測機能の低下は避けられない。だからといって、入試改革の過渡的な状況のもとでは合否判定の予測の情報を与えない危険な選択を生徒に強いることはできないであろう。

 ★詳細はこちら。




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