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先生のための「えんま帳」活用術

S−P表分析法を活用した学習評価基準づくりやテスト問題づくりを目指す!
 先生のための「えんま帳」活用術

テストによる学習評価を指導に活かす!学校の成績管理システムを活用するその前に・・・
先生個人で分析する・・・自分のテスト問題作成技術を図る。


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S−P表の作成
生徒の成績管理用の「えんま帳」活用術


テストによる学習評価を指導に活かす!学校の成績管理システムを活用するその前に・・・
先生個人でもできる問題づくり・授業分析・・・自分の問題作成技術を図る。


学校で使用されている「成績管理ソフトウェア」の中にはS−P表分析法に対応したものもあります。

このようなソフトでは、S−P表分析法についての理解がなくても細かな学習評価分析が可能です。
しかしながら、このような「成績管理ソフト」は
高額かつ「成績管理」に特化したものが多く、テスト問題づくりや生徒指導法の分析についてのデータを解析することまではできません

S−P表分析法をアタマの片隅にでも入れておくことが
「テスト問題づくり」にどのように活きるものなのか、また、保護者や生徒たちに学習評価を合理的・論理的に説明することができるようになります。

ここでは、
教師個人でも利用できる「S−P表作成ソフト」(フリーウェア)を活用した分析法を考えていきます。

また、
私学の入試問題や学習塾の入塾テストでS−P表分析を活用することで、「ある特定分野(設問)の正答した(得意な)生徒だけを抽出する」ことも可能になり、専門学科の設置が増える今日においては、特定能力の秀でた生徒を中心に募集することもこれからの生徒募集方法として必要不可欠なファクターとなるでしょう。


(1)小問の得点を表した項目得点表

S−P表は、原則的にn個の小問の1つ1つを採点し、「正答」を「1」、「誤答」は「0」と表現して得たN人の生徒の項目得点(小問得点)を集めてN人×n問の項目得点表を作成する。小問の中に大きな問題(内容)のものがあって、複数の採点ポイントがあるときには、採点ポイント1つ1つを小問とみなして取り扱ってもよい。

このようにして得た項目得点表の例として、15人×10問の項目得点表を図2に示す。
通常はこの項目得点表の右側の合計得点を答案用紙上で求めて、「えんま帳」に転記するだけでこのような小問の得点表として表すことはしていない。
しかし、図2のような項目得点表を得ると、この得点表からだけでも学習指導に大変に役立つ情報が得られるのである。それは、各小問の正答者の数(正答率)、つまり、各小問に対するクラスの達成水準である。生徒の合計得点だけを求めるのでは得られない情報である。

小問の採点において、無答(未解答)には得点としては「誤答」と同じ「0」と表記するが、誤答と無解答は学習診断を行ううえでは意味が異なるから、「無解答」を「B」(Blank)と表示する。さらに誤答内容のタイプを分類して表示する方法があるが、これについては「誤答のタイプを表示したS−P表」において具体例を示す。


(2)項目得点表の行および列の並び替え

項目得点表は生徒は上から点数の高い(成績のよい)順に、小問は左から正答率の高い(やさしい問題)順に並べかえてある。並べかえの手続きを思いおこせば当然のことであるが、項目得点表の左上方には正答「1」が多く分布し、右下方には誤答・無解答「0」が多く分布している。

なお、同点数の生徒および同正答数の小問は並べかえた項目得点表の左上方「1」が、そして右下方に「0」が寄って分布するように並べる。


(3)S−P表

行と列の項目得点を生徒の合計得点順と問題の正答率順に並べかえた項目得点表を方眼紙に見立てて、これに次の2つのグラフを書き入れる。

★各々の生徒について、得点表の左からそれぞれの生徒の点数(正答の数)だけマス目を数えたところに区切り線を書き入れる。
全生徒の区切り線を結ぶと実線で示すような得点分布曲線として表される。これを
S曲線(Studentの略)と呼ぶ。
この
S曲線からは、「各生徒の達成度」「クラスの達成度」の分布や平均的水準などが一目でわかる。



★各々の問題(小問)について、得点表の上からそれぞれの問題の正答数だけマス目を数えたところに区切り線を書き入れた後、すべての問題の区切り線を結ぶと、正答者数(正答率と見ても良い)の分布曲線として表される。
これを
P曲線(Problemの略)と呼ぶ。
この
P曲線からは、各々の「問題の正答率」とその分布を一目で読み取ることができる。



行と列をそれぞれ
生徒の得点の大きい順に問題の正答数の大きい順に並べかえた項目得点表の中に、S曲線とP曲線を書き入れたものをS−P表と呼ぶ。



S−P表は、テスト得点を図表的に表したもので、各生徒の小問の得点(項目得点)を表示すると同時に、テスト得点の2つの統計グラフ(S曲線とP曲線)を表して、クラスの達成度の水準や傾向にひとりひとりの生徒の正答・誤答のパターンを照らして読み取ることができるようにした項目得点表である。

同じ10点満点中、7点であった生徒の学習診断をこのS−P表に表してみると。正答・誤答のパターンは大きく違うことがわかる。それぞれの生徒の正答・誤答のパターンをP曲線に照らして解釈することができる。

★教師個人でも利用できる「S−P表作成ソフト」(フリーウェア) MS−Excel対応




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