保健室の先生・図書館司書に学ぶ・・・先生のための「保護者だより」発行術


運営:プリント教材作成研究会
「保護者だより」づくりプロジェクト2005

直線上に配置
同僚の先生、子どもたち、保護者とのコミュニケーションを大事にしたい!
教師の、教師による、教師のための・・・今どきの「保護者だより」の発行術

保護者だよりづくり
作成事例紹介

「保護者だより」づくり座談会2005

いろいろな保護者だよりづくりに役立つ製品です。

保護者だよりを
発行している先生方の声です。


やはり、「保護者だより」づくりを長きにわたって発行されている先生方ですね。
お悩みの点はだいたい似ていますが、特集企画の組み方やオリジナル企画の立案、他の教師への協力依頼体制の確保・維持の仕方にそれぞれの先生の個性・特徴が出ていますね。

何年か前に、とある私立高校の校長先生とお話させていただいたのですが、
「長く続けることもすごいと思いますが、長く評価されつづけることはもっとすごいこと」というお言葉を持ち出されました。

通信づくりも同じことが言えるかもしれません。


アイコン 座談会
「保健だより」づくりにおける先生の「ねらい」や年間発行計画、評判の良かった特集テーマ、お困りの点など、日々のご経験の中から1言、アドバイスをお願いします。
今回、このメールをいただいて、保健だより(公文書のため)は載せられなくても、保健だよりの作り方を載せればいいと言うことに気がつきました。近々、そのページをUPしたいと思います。ありがとうございました。
 
保健だよりは、保護者や生徒に健康に関心を持っていただくこと、ちょっとした知識をお知らせする、健康に関する行事や校外の催しもののお知らせをするなどのねらいで発行しています。
 
年間計画に基づいて月ごとの内容になります。次は「夏の健康」「熱中症の予防」です。毎年同じ内容にならないように工夫するのも大変です。
 
こうしたいかにも保健だよりらしい内容の他に、先生方に原稿をいただいています。このあたりはオリジナルな部分です。
「先生の中学生時代」(小学校の時は先生の小学生時代でした)、「私の名前」のときもありました。
子どもたちにとって身近な先生の、ちょっとしたエピソードは興味がありますし、「健康について意識した内容でなくていいので」とお願いしても、それとなく健康に関連したことが書かれています。どうしても健康は欠くことのできないことのようです。これが私のちょっとした隠れたねらいです。
シリーズで性教育(生命誕生)を扱ったときに「私の名前」で書いていただきました。
名前に込められた願いは、誰にでも共感できることです。「次はどの先生?」と好評でした。
 
紙面は、やはり読みやすさに気をつけています。
たまに行間と文字間のバランスが悪い紙面を見ますが、行間>文字間のほうが読みやすいです。ちょっとしたことですが。ほかは、適度に写真やイラストを入れますが、その位置も大事だと、印刷屋さんから聞いたことがあり、気をつけるようにしています。
>>>●行間・文字間の調整のしかた
 
こんなところでしょうか。
私は保健だよりにはすごく力を入れる年と、手を抜く年があって、自分でも反省するのですが。
力を入れる年は、保健だよりが指導の重点になっていて、そうでない年は別のもの(掲示物だったり授業だったり)で指導に力を入れているからだと思います。
毎年毎年同じようにどれもハイペースではできないので、自然と力配分をしているようです。
いろいろな仕事を合わせて100%ですね。(^_^ゞ

<中学校養護教諭> >>>詳細はこちら


現在7校目の小学校に着任しています。それで思うことは、その
学校実態によって、書く内容・発行回数・書く視点等が全く異なるということです。着任した時、一番悩むのは、この学校ではどの視点から書いていくかを決めることですね。1年間は時間がかかります。

 保健指導等の時間が確保されていれば、月1回でよいでしょう。しかし、健康教育の手段の一つとして考えるのであればテーマを決めてシリーズ化し、不定期に、児童や保護者とやり取りしながら回を重ねたこともあります。

それが保健室と養護教諭の役割を理解してもらうことに繋がり、保護者を動かしたこともありました。使い方によっては、保健だよりは非常に有効な手段になりうるのです。

ほけんだよりに
必ず載せねばならないことは、その学校にとって緊急性の高いことと保健室から見た児童の実態だと思います。それがなければ、マスコミや新聞に流されている健康情報と変わらないのではないかと思います。また、読んでもらえないほけんだよりにならないかと危惧します。学級通信との違いは、その点ではないでしょうか。


そんなわけで、私は年間発行計画というものを作ったことがありません。

<小学校勤務 20代 女性>

「学級通信づくりにおける『ねらい』」についてですが、日頃、教室の風景を見ることのできない保護者に
クラスの実態、様子を伝える手段と考えて作成しています。
その際、デジカメ写真を掲載したり、何気ない話題など構えず気軽に読める内容になるよう、心がけています。現在は担任ではなく、算数担当ですが算数通信では、子どものノートを掲載したりして普段の授業の様子が伝わるよう心がけています。
 
「年間発行計画」つくっていませんが、通常は、毎週金曜日。定期発行を心がけています。
「評判の良かった特集テーマ」とか「特集」とかいえるかどうか分かりませんがやはり一番評判が良かったのは「30人31脚」の話題でした。
 
「困ってる点」現状としては特にありませんが、気をつけていることは写真や子どもの名前など、できるだけ全員が一度は出るようにし、同じ子ばっかりにならないように気をつかいました。
また、学級通信はB4で作成してるのですが基本的に右半分が「文章と写真」左半分が「週予定」としていました。
「アドバイス」としましては、学級通信は保護者とのコミュニケーションの手段の一つだと考えています。読んで楽しい、知りたいことが書いてある、そんな学級通信を目指しています。
保護者から「毎週学級通信を楽しみにしていました。」とか「今までの2年分の学級通信、全部保存しているんですよ。」などの言葉を頂いた時、本当に作ってよかった、と、感じました。その言葉が嬉しくて、励みになり
毎週作ることができたんだと思います。

<小学校勤務 30代 男性>
他の先生(担任をお持ちの先生や管理職の先生)に記事の寄稿をお願いしたり、児童への配布をお願いしたり・・・そのような協力体制は難なく築くことはできましたか?
これは、経験年数と人間関係調整能力がものをいうと思います。養護教諭は多くの場合一人職種です。 他の方々の協力を得なければ回っていかない仕事です。それだけに、日頃の信頼関係をどう築いておくかで、 (ほけんだよりに限らず)全ての協力体制が決まってくると思います。そんなわけで、私は年々苦労なく過ごしています。現在、着任1年目ですが、快適に過ごしています。

また、協力体制を築く際に、どのようなご苦労がありましたか?

上で述べたことに重なるでしょうか。若いときにはできないことが、年齢を重ねるごとにできるようになると思います。失敗は成功の素(字が合ってたかな?)。直球でだめなら、変化球でも投げてみましょう。方法は無限にありますから。

 >>>詳細はこちら

先生方が「学級通信」を発行したキッカケは?

「すまんが六年生を担任してもらえんじゃろうか」。
−広島県、40代の先生より−

異動発表がある直前、新しい学校の校長から、こんな電話を受けた。詳しい説明はない。ひたすら懇願だった。普通なら、いきなり六年を受け持つことはない。二度断ったが、結局「だれも担任したがらない」と説得された。突然の電話の理由は、赴任後、すぐ明らかになった。
結束できない男の子たち、大人への不信感いっぱいの女の子たち…。遠ざかっていた「学級通信」に、子どもたちとのつながりを託すことにした。「学級通信」が命綱のように思えたからだ。

 まずは褒めた。「○君はかっこいい。率先して動いてくれる」「▼君は、本当にやさしいね。下級生の面倒をみてくれる」。・・・ささいなことでも、出きるだけ名前を挙げた。気になる子は多く載せた。ネーミングは「感動シリーズ」とした。

 子どもたちの作文は、できるだけ採用した。「六年生になって」「日記から」。テーマは何でもよかった。もちろん、大中自身のことも積極的に書いた。妻のこと、猫の出産のこと、逆子で生まれた息子のこと…。ためらいはなかった。

最初はなかなか読んでもらえなかった。配るとすぐに紙飛行機になった。授業時間を十五分だけつぶして、読み合わせに充てた。でも、横目だったが、子どもたちが内容を気にするようになった。

 職員室の同僚だけでなく、調理員さん、庶務員さんにも配った。六年一組の情報をみんなに共有してもらいたいと思ったからだ。

 うれしい反応があった。
五年生の時、一番悩んでいた○君の母の■さんが、感想を寄せてくれた。「先生も何かとお忙しいでしょうが、次号を楽しみにしております」

 学級通信の名前も、クラスの子どもや保護者たちに考えてもらった。

ある家族は、父が「トライアングル」、母は「トゥモロー」、本人は「ドリーム」を候補とした。「フレンズ」と命名した。友達を大切にしてほしい、との思いを込めた。

私にとって「学級通信」によって、着任校の学級崩壊が救われたといっても過言ではない。「学級崩壊」していたことが周知の事実となっていたこともあったが、保護者は「学校がどう解決してくれるか」「どう対応すべきなのか」という目で私たちを見ていたのかもしれない。

学級通信を出したことで、我々、教師の「指導方針」を表明でき、保護者のご理解を頂き、きめ細かな指導活動が推進できたことで子どもたちの「心の成長」を引き出すことができたのではないだろうか。


−私の学級通信づくりのコツ− >>>詳細はこちら

カーレースや寸劇など学級内クラブの奮闘ぶりを保護者に知らせる。また「忘れ物が多いので家庭でも気をつけてください」と協力を求める。多い時は週三回発行する。担任の思い、苦悩をつづり、少しでも保護者と担任がつながっていたい。

子どもたちへの毎日の宿題にしていた日記を、コピーして載せている。毎月の誕生日には、子どもたちに「おめでとう」と一言書く。私自身のプライベートもちらりと見せる。いろんな子どものいろんな面を知ってもらいたい。


−読み聞かせ−の教材として「学級通信」を使う
−富山県、30代−

私は学級通信も必ず読み聞かせる。授業記録を載せた通信や、親向けのメッセージを含んだものでも構わず読む。実は、学級通信を読むという教師は少数派らしい。誰もが読んでいると思いこんでいた私は、その事実に、少なからずショックを受けた。
 私は毎日学級通信を書く。年間200号前後になる。生徒へのメッセージ・願い、学級についての基本的な考え方が書かれていく。今日も帰りの会で、学級通信を読む。日によっては、学級通信の「読み聞かせ」で始まる。学級通信は、読むに限る。その理由は、次の2点だ。

(1)内容が生徒に正確に伝わる。
(2)通信に込められた教師の思い・願いも伝わる。

 内容がきちんと伝わるというその一点だけでも、読み聞かせることの意義は明らかだ。しかも、良さはそれだけではない。学級通信を「読み聞かせる」ことにしてから、通信の文体自体が、担任の身体感覚に近くなっていくのを実感する。担任の思い・メッセージが伝わりやすい文体に変わっていくから、どんどん伝わるのだ。学級通信は是非、自分の言葉で読み聞かせたい

毎年、最後の学級通信「思い出シリーズ」で締めくくる! 

−北海道 40代 男性−


 毎年、最後の学級通信だけはパターンが決まっている。「思い出シリーズ」である。
 一人一人の1年間の思い出を綴ったものである。それも、教師として最大限のメッセージを込めたものにしている。自分にとっては、「もう一つの通信表」とも言える。 さっそく紹介する。(ここに掲載したのは10人分。実際には、数号にわたる学級通信となる。

■Aくん
 音楽のテストで君が歌ったあと、必ず学級は「オーッ」という歓声につつまれた。もちろん上手だからだ。何せ実力は市内一、県でも有数の君のこと。でも、それに至るまでには君も努力したはずだ。何もしないで、歌がうまくなるわけがない。そういう点では、努力の意味を君はよくわかっている。これからは、その努力を他のことに広げることが一番大切!

■Bくん
 舞台は運動会、あるいは球技大会。がんばる選手たち。盛り上がる応援団。いつもその輪の中心に君はいた。あらん限りの声をふりしぼり、「何やってんだ!」「いいぞー!」と仲間を勇気づける励ましを君は言っていた。君の声や手拍子で、どれだけ学級がまとまったことか。みんなもそれは知っている。「明るさの配達人」−それを中学校でも生かしてほしい。

■Cくん
 何の授業の時にも、「熱心」という言葉があてはまる君。質問もしょっちゅうしていたし、発表も積極的。跳び箱では「先生、みてください!」と言う。しかし、一番印象に残っているのは別のことだ。歌を歌う時の君の表情がそれだ。意外と思うだろう。真剣な表情、真剣な歌いぶりは人の心を打つものだ。そして、それはいつまでも人々の記憶に残っていく。

■Dくん
 誰もが認める君の運動神経。運動会、陸上記録会、そしてミニバス。いつもトップを走り続けていた。しかし、それ以上に評価したいのは君が学校のリーダーになろうと思っていた点だ。企画委員の仕事をやりとおした経験は、スポーツとはまた別の価値がある。自分たちで仕事を考え、うまくいかない時には別の方法を考える。難しいことだけど、よくやり遂げたと思う。

■Eくん
 「6年1組は楽しかった」とほとんどのクラスメートは答えるはずだ。その理由の一つに、「お楽しみ会が多かった」ということがあげられる。そして、それらの活動は君抜きには考えられない。企画力、仕事の段取りなどは、授業で教える機会は少ない。どこから、あんな力を得たのか。そして、時間の使い方の上手さ。ビジネスマン顔負けだった。

■F子さん
 君は読書家。誰も認めるところだ。平均一日一冊のペース。5年生の時にも驚いたが、6年生でもそのペースは変わらなかった。そして、私が感心するのは、忙しい中で上手に時間をやりくりしている点だ。合唱クラブも、おけいこごとも並行して読書する。しかも、中途半端にしたのは一つもない。君のその徹底ぶり、今後の何事にも通用することだ。

■G子さん
 君に「代表委員をやって」と私は気軽に頼んだ。「エッ」と一瞬困った表情をしたことを今でも覚えている。ところが、実際になってみるときちんと自分の責任で仕事をしてくれた。それもそのはず。君は水槽が汚くなってくると、いつの間にか水を交換してくれていた。寒い中、係でもないのに・・・細かなことによく気付く人は責任感ももちろんあるのだ。

■H子さん
 君は最初、自分に自信がなさそうだった。自分を出すことを遠慮しているように見えた。でもそうではなかった。活躍の場が与えられると、どんどん積極的になってきた。君の活躍の場は、6年生では陸上だった。4月から朝練習をはじめて、10月までやり通した。陸上競技場で走る君は、何と大きかったことか。自信はその人を大きく見せるものだと感じた。

■I子さん
 君は、何ごとにもズバリと言う。誰が相手でも構わない。たとえ、学級のやんちゃな男の子でも、言うべきことを言っていた。自分の考えがしっかりしていなければできないことだ。それがふだんの生活だけでなく、学級会でどんどん出るようになってきたことを嬉しく思った。一人一人の個性が輝いてこそいい学級だ。君の個性も、学級で光っていた。

■J子さん
 努力の人。今まで君に言い続けてきた言葉だ。聞き飽きたかもしれない。しかし、あえてまた言おう。君は本当に努力の人だ。それも、人に言われての努力ではない。すべて自分で考えて、努力するというの点がいいのだ。だから、君は自分の人生を切り開いていくであろう。それは、努力という財産が君にあるからできることなのだ。

★ 演 出
 最後の学級通信である。いつもと違った演出を一緒にしたい。

■卒業式の日に
 卒業式が終わり、教室に子供たちが入ってくる。
 感動の余韻が残ったまま、白封筒を渡す。中には、上質紙に印刷された「思い出シリーズ」の学級通信が5枚。すぐに封を切る子供たち。私は一人一人のものをそのまま読み上げる。卒業式で泣いたので、そのまま涙声で読む。忘れられない教師生活の一コマであった。

■帰りの会
 6年生以外の時には、一日に一枚ずつの発行である。つまり、修了式の数日前からこのシリーズとなる。この時には、帰りの会で一人ずつじっくりと読み上げる。そして、一人ずつ自然に拍手が出る。恥ずかしそうでいて、満足気な子供たちの表情。いい顔である。

★ 反 応
 このシリーズは学級通信の中でも、一番手応えが多い。「圧巻でした」「財産です」といった反応を今まで親御さんからいただいた。 これは同僚からも同じである。学級通信の「書き甲斐」があるシリーズである。


>>>詳細はこちら

わたしの文集・通信
「書いて・読んで元気が出る、楽しくなる」


-村末 勇介先生-

 多忙化が、加速度的に進行する学校現場。わたしたち教師は、子どもたちの顔を思い浮かべ、ゆっくりと学級通信を書く余裕までも奪われようとしています。それでも、わたしが、通信発行を続けているのは、この作業が教育実践の重要な柱の一つであると同時に、自分自身が教師として子どもたちと一緒に歩いているかどうかを点検し、その歩みを「生きている証」として記録しておきたいと考えるからです。そして、もちろん、素直にたのしいと思えるからです。

「手書き時代」から「ワープロ専用機時代」、そして学級のホームページと連動させた現在の「パソコン時代」と、電化製品の流行に合わせて、わたしの通信もスタイルを変化させてきました。「新し物好き」の性格なので、デジカメやスキャナ等早くから採り入れて作っています。

 基本的には「ここぞ」という時に書く不定期発行で、週に二〜三号を発行していますが、通信づくりのテーマは、「書いて・読んで元気が出る、楽しくなる」ということ。ですから、子どもたちの「マイナス」面については、それが「プラス」に転化する材料となる以外は、一切書きません。子どもたちや保護者が、せっかく時間をかけ
て読んでくれるのですから、「早く読みたい」と待っていてくれるような、教室と家庭を明るいトーンで結ぶ役割を果たして欲しいと思っています。
 作成の際に心がけていることは、次のような点です。


○子どもたちの学習の様子をわかりやすく伝えるために、子どもたちの文章とともに、活動の様子や作品の写真カットを豊 富に入れてレイアウトする

○参観授業や行事の感想など、保護者の文章も時々掲載する。

○発行した時には、必ず子どもたちと読み合わせ、配りっ放しにしない。

○教室外の世界ともつなぐために、学級ホームページにも掲載し(児童名は隠す)、時々届く訪問者の感想文も紹介する。

○印刷時には、子どもたちの人数の三倍の枚数を印刷し、年度末に製本して家庭や同僚、研究仲間に配布できるようにする。


この原稿を書くために、一年間、通信の読者であったお母さんに感想を尋ねてみると、こんなうれしい言葉が返ってきました。

「先生の学級づくりの方針がわかって、親は安心でしたね。子どもたちの学校での様子も本当に良くわかりましたよ。それに、子どもと触れ合う時間がなかなか持てない父親も、子どもの気持ちがわかり会話のきっかけを持てたようです。これからも、無理せず続けて下さいね。」

 自分の通信が、家庭でこんなふうに受け止められ、活かされている! 素直によろこびを感じ、また元気が湧いてきました。

(日本作文の会編『作文と教育』bU92 2004.11 百合出版)


私は現在、石川県の小学校の校長をしております。
保護者の方との連絡に学校便りをだしていますが、学級担任だったときとやはりコンセプトは違います。
どうしても一般的な話になりがちです。また、情報開示の目的もあり、生の声を載せられないのが苦しいところです。

最近感じるのは、保護者がこちらの思うように読んでくれないことです。保護者自身の読解力の弱さを感じます。今まで以上にヴィジュアルなアピールが必要なのかもしれません。

最近、安藤修平先生の出した「がんばれテレビ脳っ子、ゲームっ子」(明治図書)の冒頭に私と安藤修平先生のメールのやりとりが紹介されています。子どもが変わった、保護者が変わったことについて書かれています。

刺激的なパブリッシングの満ちている中で保護者に伝えていくのは容易ではありませんね。



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